Mさんの医業支援日記

伊勢総合税理士法人では医業経営に強い会計事務所を目指しています。経営分析、計数管理等、お医者様の先生方と共に考え、共に成長していくことを念頭に、医院の発展をサポートしていきます。 ここでは、伊勢総合税理士法人で主に医業関与先を担当しているMさんのある1ヶ月に起きた主な業務を日記形式にてご紹介します。

○月1日

かねてより独立開業の相談を受けていた勤務医のY先生が伊勢総合税理士法人の事務所へ来所されました。 三重県外の病院に勤務されていたY先生は、地元の三重県に戻って独立開業することを決意されており、今日はクリニックの開業地の選定を行う為、事務所でミーティングを行います。
Mさんは、事前に先生が希望されていた地域について調査した診療圏調査結果を解説していきます。どうやら、先生が希望されていた地域は、過去に洪水があり、開業するには不安要因となりそうなことが調査の結果わかりました。
「立地選定は、後戻りができない重要な要素であるため、慎重な協議が必要です。」
今日のミーティングでは、開業地の決定までいきませんでしたが、重要な決定事項のため、Mさんは慎重に時間を割いて決定していく姿勢です。

○月2日

木曜日の午後からを休診にしているA診療所。巡回監査に伺うと、先生と経理を担当している奥様が準備をして待っていらっしゃいました。
早速、整然と整理作成されている帳簿書類を監査し、疑問点や不明点を確認します。
窓口収入の現金が正しく管理されているか。社保、国保の診療報酬請求が正しく計上されているか。
一通りの監査を終え、先生や奥様とお話します。
Mさん「今回の診療報酬改定の影響はどうですか?」
先生「プラス改定だとはいうものの、大病院に優遇な今回の改定だからうちの診療所はあまり影響がでてないかもねえ」
Mさん「伊勢総合税理士法人では【診療報酬データベース】というものを作成しております。先生の診療所の診療報酬を時系列的にまた回転率や診療単価、全国平均との比較も割り出していますので傾向と対策を考えるのに最適です。次回訪問時までに作成しておきます。」
「ありがとう。期待しています」
事務所へ帰ってからMさんは診療報酬データベースに当月の診療報酬データを入力し、分析表を作成しました。

診療報酬データベース

○月5日

C医療法人の翌期における「消費税の選択方法」について検討しました。
このC医療法人は自費収入が年間1,000万円を超えており、消費税の申告をしなければならなくなっています。
事前にC医療法人の理事長から翌期、翌々期の売上高と設備投資計画を確認していたので、それをもとに本則課税、簡易課税どちらの方が有利か不利かを予想し、所長、上司に相談し確認しました。

○月10日

すでに1年以上前から開業支援を行っているX先生は、いよいよ来月開院と、準備も大詰めとなっています。
今日は、スタッフにも出勤してもらい、模擬診療を行います。
各機材の電源を入れ、診療体制の確認をX先生と一緒に行っていきます。本番と同じように、スタッフにはレセコンの入力や電子カルテの入力、日々の会計の締め方を指導します。
「実際にやってみると、想定しているより多くの点でまだまだ準備が足りないことがわかったよ。」とX先生。
Mさんも、より堅実な開業に向けて、開業までに再度確認すべきことがはっきりしました。

○月15日

開業支援を行っているY先生と、今日もミーティングを行います。
前回から度重なる協議の結果、開業地が決定した為、今日は増患活動の計画を進めていきます。開業後の来院患者を確保するためには、さまざまなマーケティング活動を行う必要があります。
「開業広告と看板設置についてですが、何かご希望はありますか?」
Mさんは先生のご希望を伺いながら、医療法の広告規制と照らし合わせ、広告原案が法律に準拠しているか照合します。

○月20日

事務所で【メディカルウェーブ】を読んでいると、かねてより独立開業の相談を受けていた勤務医のY先生より電話がありました。
このY先生は独立開業に向けて着々と準備を進めており、開業地選定、診療圏調査、資金調達計画もほぼ計画通りに進んでいます。そんな状況でのお電話でした。
「スタッフ募集についてなんだが・・・」
開業までまだ時間があり、従業員募集についてはもう少し先の話だと考えていたMさんでしたが、先生はスタッフ募集について悩まれていたようです。
独立開業するにあたってスタッフ募集は重要なファクターです。Mさんはスタッフ募集についてその面接会場を伊勢総合税理士法人の会議室の利用を勧めたり、また人選にあたっては【ツール】があるということ、賃金の具体的な決め方や【全国的なデータ】があるということなどをお伝えして先生の悩みを解消しました。

○月25日

B歯科医院を訪問し、巡回監査を行います。【医療情報レポート】を先生と一緒に目を通しながら、
Mさん「今回の診療報酬改定では歯科は大幅なプラス改定でしたが、それほど収益アップにつながっていないようです。」
先生「そうなんだよ。またうちの近くに新しく歯科医院ができちゃって、ただでさえ激しかった患者獲得競争に一層の拍車がかかってしまった状態なんだよ。」
診療報酬(収入金額)は患者数×診療単価で決まります。
診療報酬データーベースの三重県平均と比較して見ると、回転数が通常よりも低いことが判明しました。回転数が原因だと判断したMさん。
それならば、MMPGで先月勉強してきた増患対策が有効だと思ったMさん。
予約帳を確認させてもらうと、改善の余地があることが判明しました。いくつかの改善案を先生に提案したところ、先生も実践できそうなところから始めてみようと意欲がでてきたようです。

○月30日

Mさんは、名古屋で開催されている【MMPGの誠志会】へ参加します。他県の誠志会メンバーと共に医業を営むお客様に対して、最善のコンサルテーションとは何かを考えます。今日は、診療報酬改定に伴い減収したお客様に対して、どのような提案ができるかを考えています。まずは、実際にどのような科目でどれだけの影響が出ているかを、レセプトを基にデータ化していきます。データ化した結果、主要な検査での点数改定が全体での売上の5%ほどの売上減につながっていることが判明し、同額以上の増収を目指す為には、どうしたら良いかを意見を出し合いました。

△月5日

ついに、X先生のクリニックの開業の日です。気になって、巡回監査の帰りに寄ってみると、駐車場には何台もの車が。中をのぞいてみると、スタッフ全員少し緊張した面持ちではあるものの、着実に模擬診療の要領で仕事をこなしていました。 Mさんは、無事開業できたことにほっと胸を撫で下ろしながら、開業後に出さなければならない届出書を作成する為、急いで事務所へ帰りました。

キーワード

診療報酬データベース

MMPGでは会員事務所を通じて、医科・歯科診療所の皆様の了承の下、様々なデータを収集し、分析しています。全国の平均値と比較分析することで、「保険種類別集計」「診療行為別集計」の傾向分析ができ、自院の患者の傾向や、診療行為の傾向をつかむことができます。

ツール

適性検査ツール「CUBIC.NET」を提供しています(有料)。採用時に個人の特性や資質を様々な側面から評価できるシステムです。また、低価格で導入できる為、数名程度のクリニックでも対応可能です。

メディカルウェーブ

週2回(火曜日、金曜日)のメール配信によるサービスで、行政動向、医療界動向、検討会・審議会等の情報、医療・介護・福祉のニュース等、医業経営を取り巻くトレンドをリアルタイムでレポートします。

全国的なデータ

医療情報レポート

MMPGのもつノウハウを個別的各論的に展開し、今後の医業経営に大きな示唆を与える医業経営・実務専門情報誌です。年に6回(病院版3回、診療所版2回、歯科診療所版1回)発行しております。平成4年の刊行以来、歯科版も合わせて100巻を超え、医療界の高い評価を得ています。

MMPG誠志会

MMPG会員事務所職員のコンサルテーション技能の向上を、職員主導による組織運営を通して図るとともに、会員事務所職員間の交流促進を目的として設立された組織体です。誠志会は、北海道から九州まで8ブロックに区分されたそれぞれの地域会内に設置され、地域性・必要度・レベルを考慮しつつ、様々な取組みが行われています。

支援業務内容

伊勢総合税理士法人では、開業医・医療法人のみなさま向けに以下のサービスを承っております。